米北東部で、冬眠中のコウモリがカビだらけになって衰弱死する奇病が広がっている。
今年は、5州の洞窟(どうくつ)や坑道30か所で、計数万匹が死んだ。
原因は不明。人間に感染する恐れも否定できず、米地質調査所は「死骸(しがい)を見つけたら触らず、報告を」と呼びかけている。
この奇病は昨年2月、ニューヨーク州で見つかり、鼻先がカビで真っ白になることから「白い鼻症候群」と名付けられた。
今年、病気が発生した洞窟では、絶滅の危険があるインディアナコウモリを含め、何種類ものコウモリが軒並み犠牲になり、死亡率は80%以上とほぼ全滅状態。
死んだコウモリはやつれて体脂肪がなくなり、カビも1種類でないことなどから、同調査所は「カビは原因というより、衰弱の結果ではないか」とみている。
米魚類野生生物局は「夏にはコウモリ1匹がひと晩で3000匹もの虫を食べる。雌は1年に1匹しか子を産まない」と、激減による生態系への影響を心配している。
2008年05月10日
米北東部でコウモリ奇病広がる
posted by そらいろ新聞特捜部 at 13:27| 生き物・生物